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生存確認とたまに進行確認にもなるよ。
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半獣描きたいなぁってついったーのお知り合いと考えたキツネくん。
何故か既視感がすごいです。どっかで似たようなの見たのかもしれない。
まったく同じじゃない事を祈る。

でも気に入ってます。

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 かれは半獣という生き物です。
キツネと人間の姿を持っていて気分次第でどちらにもなります。
でも別の人に変身したりはできません。キツネなのにと彼は言いますができません。
冬はキツネの姿の方があったかいのでよくその姿でいます。でも人の姿の方が便利なのでそうしてる時の方が多いです。
食べ物屋さんで働くのが好きですが、よく盗み食いをするのでお店の人たちにはあまりいい顔されません。
かれには不思議な友人がいました。
いくらか枯れた木のような姿をした、しかし二本足で立って喋る、そんな友達です。
友達は体の半分以上、木の姿をしてるので服を着ません。枝が折れてしまっては大変です。
 冬が来て、キツネと友達が散歩しているときのことです。
友達の木の皮の間を風が吹き抜けひゅうひゅう鳴りました。
「寒くないけ?」キツネが尋ねます。
「んー。ま、大丈夫。」
そういって友達は二度くしゃみをしました。
「どーせ、意地張ってんでないのー」
「違うってば」
そう言い合いながらも、二人は早めにお家へ帰りました。
 次の朝、外に行こうとする友達にキツネが声をかけました。
「そこら辺に生えてる草もちゃんと防寒してるけ」
差し出したのは、即席で作った手作りの蓑。あまり見た目は綺麗ではありません。
「ぼろぼろだけど一応ばらけんし、どっか括りつけてきなよ。隙間風はたぶんましになるけ。」
友達はその言葉に甘えて、とりあえず腕の生えてるあたりに引っかかるように、蓑をくくりつけました。キツネがそれでも寒かったら前は任せろと、獣の姿になり、自分を抱えるように言いました。
友達は買い物に行くのだから、そんな物持ってられないでしょうに。
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